顧客の要求品質に対処して信頼性を確立することは、旭研鍍工業株式会社の経営理念経営基盤を構成する基本要件であり、かつ、表面処理業者に課せられた基本的責務であると信ずる。他方、環境問題は経営者自らが認識して対処すべき、経営上の最重要課題のひとつである。すなわち、『公害や災害を出さない』活動から『生産から廃棄までの全事業領域にわたって地球環境に配慮する』そこで弊社は、品質保証と環境保全の両軸のもと事業活動を推進する。
人権・労働
- ①差別の禁止
求人・雇用における差別をなくし、機械均等と処遇における公平の実現に努める人種、信条、性別、年齢、国籍、民族、婚姻関係、障がい、性的指向、社会的身分等による雇用、処遇における差別的取り扱いを直接的にも間接的にも行わない。 - ②強制労働の禁止
従業員に強制的な労働(暴行、脅迫、監禁その他の精神的又は身体の自由を不当に拘束するなど自らの意思によらない全ての労働)を行わせず非人道的な扱いを致しません。 - ③児童労働の禁止
国内法およびILO(国際労働期間)の条約・勧告に定められた最低就業年齢に満たない者の雇用をしない。若年労働者保護のための法令の遵守。
公平・公正な競争と取引
- ①汚職・わいろ等の禁止
政治・行政との健全かつ正常な関係を保ち、外国公務員を含むすべての公務員に対して賄賂や違法な政治献金などを行わない。 - ②不適切な利益供与・受領の禁止
反社会的勢力(暴力団・犯罪組織やテロ組織など)に不適切な利益供与や受領を行わない。
法令・社会的倫理の遵守
- ①反社会的勢力との関係の遮断
市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力との関係遮断を徹底する。
品質保証活動
製造工程の全ての段階で不適合を防止することを第1の目的として、全従業員が遵守すべき品質保証機構を確立し、次に掲げる事項に従って品質保証活動を推進する。
- ①表面処理は自己検査によって品質を立証することが非常に困難であり、その欠陥は単に表面処理した製品の不具合ばかりでなく本体装置の機能破壊につながる重大事故となる危険性を包含していることを認識し、確実な工程管理によって品質保証活動を実施する。
- ②品質保証の原点は機能第一主義にあり、顧客の品質仕様/品質規格を満足するに留まらず、製品の使用目的とライフサイクルに適合する機能/品質を確保する。
- ③品質管理を確実に履行できるため、各所属担当者に対して責務と権限を与え、組織を通じて全従業員に理解させ実施させる手段として品質保証組織を確立する。
環境保全活動
事業活動に伴って消費する資源並びに発生する物質について、環境の保全を第一の目的として、全従業員が遵守すべき環境保全活動の基本方針について、次に掲げる項目を念頭において環境保全活動を推進する。
- ①現代における地球の環境は子孫からの預かり品であり、将来良好な状態にして子孫に返すことは現存する人間の基本的責務である。
- ②『地球規模的思いと身近な行動』を合言葉に、自然の営みを尊重し、環境を大切にする心と自ら学ぶ心を育て継続的改善に全員参加で取り組む。
- ③先進技術の研鑽のもと、対症療法型から予防型へと意識改革を実施し、生産技術の開発改善に際しては、単に公害防止にとまらず、環境調和型に適した技術を導入する。